こんばんは、本日は空撮のお仕事で再び那珂川に行って来ました。
前回、「Mavic mini 機体ロストの瞬間」というブログを書かせて頂きました。
そして、その前は「DJI Mavic miniと八木アンテナ」というタイトルでブログを書かせて頂きましたが、
そちらにて、海外版のIntelligent flight batteryについて軽く触れておりますので、そちらも併せてお読みいただければ幸いです。
機体ロストとなりそうになったシーンは、2回、あの時、何故、機体をロストしそうになったのか。
機体ロストに繋がったと思われる主な原因
- 150m上空で機体との接続が切れ、映像伝送が行われなくなり、完全に見失った
- バッテリー残50%などでの新規フライト
①150m上空で機体との接続が切れ、映像伝送が行われなくなり、完全に見失った
上空150mは、199g模型航空機の規定上限値ですが、それ以前の問題として、拡張WiFiではギリギリの映像伝送距離であるということだと思います。Mavic miniの映像伝送距離はアナウンス上では2,000mですが、150m上空でその距離を飛ばすのは当然無理であり、1,000mでも厳しいと思います。youtubeで「〇,〇〇〇mに挑戦!」的なことを行っている方々の動画を見ていると、だいたい高度30m以内で飛距離を計測しています。
そして、ここで「模型航空機の高度限界値150mじゃなくて250m説」勃発
これについては、youtubeのコメント欄でも荒れておりまして、ただ、ロストしそうになった自分の経験から言わせてもらうと、「例え250mまで許容されているとしても、俺は150mで十分」です。それ以上はロストしたい人だけが飛ばす空気の層だと思っています。
②バッテリー残50%など、バッテリーの少ない残量での新規フライト
これ、思った以上にまずい状況なんですよ。当然のことながらドローンは行ったら戻って来なければなりません。復路でどれくらいのバッテリーが消耗されるか計算して飛ばしていますか?ということです。この問題に際し、一つ忘れてはならない事が「風」です。例えば復路で向かい風だったら、もうアウトですよ。向かい風や横風で飛んでいるときのMavic miniのバッテリーの消耗スピードの速さと言ったら本当にビックリしますよ。あっという間に0になり、その場で緊急着陸となります。状況によって違いますが3秒~5秒で1%減ります。このことから機体ロストは電波よりもむしろバッテリーの持ち時間に掛かっていると言えるでしょう。
ドローンの機体ロストを避けるためにするべきこと
- キャリブレーションは必ず行ってから飛ばしましょう
- GPSは必ず掴んでから飛ばしましょう
- 近辺の障害物が地上何mで回避できるか確認し、それを踏まえた上でRTHの高度を設定してから飛ばしましょう
- 風があるときは飛ばさないようにしましょう
- 模型航空機の恩恵は受けられなくなりますが、Intelligent Flight Battery 2400mAh版を使った方が無難であると思います
- RTHを当てにし過ぎないようにしましょう
さて、機体ロストについてご意見を頂き、「うわー、5、6万が一瞬で消えた!」という事ではないという事に気付かされました。
機体をロストするということ
それが199gの日本版のMavic miniなら、
「山、あるいは川、あるいは海に、リポバッテリーを投棄した」という事
海外版バッテリーなら
その場に「リチウムイオンバッテリー」を投棄したということ
つまり、火事の原因ともなる有害物質をを山や海、川に置いて来てしまっているということになりますね。普段、生活の中で、捨てるときに有害ゴミとして出しているものを、海とかに落としているわけですから、そこは意識して飛ばさないといけないですね。
参考URL:https://drone-kentei.com/member/?app=qa&req=view_public&qatid=312